※注意:この記事にはVer7.0までのネタバレをふくんでいます。
Ver7.1を迎える前に、Ver7.0ストーリーの謎や伏線について整理してみたい。
ネット上のいくつかの仮説も紹介するが、あくまでも整理のためであり、謎の解決を目指すものではない。
前編の今回はVer7全体に関わる謎について。
「果ての大地ゼニアス=とこしえのゆりかご」はDQ9世界の未来なのか?
Ver7.0で登場したマップはDQ9の世界の一部と地形がほぼ一致している。
ウォルドの聖簾付近の廃墟はDQ9のウォルロ村の建物の位置と同じであるなど、同一世界の証拠となるものが他にも多数存在している。
創造神グランゼニスが世界を創ったというのも同じ。
しかし、DQ9の世界はゼニアスとは呼ばれていないし、なにより「果ての大地」という言葉が気になる。
普通に考えれば「一番端にある土地」となるが、Ver7で登場する世界全体が「果ての大地」ならば、中心となる地域はどこなのかという疑問がわく。
言葉通りなら、ゼニアスはゼニアス以外を含めた大きな枠組みの一番端の世界。
ところで、異界アスタルジアのボス部屋はDQ9に登場したガナン帝国に酷似している。
メタ的に考えれば、もうガナン帝国はVer7本編のマップには登場しない。これは、Ver7の世界(ゼニアス)はDQ9の全マップを網羅する予定がないことを示している。
突然異界に切り取られたように出現したガナン帝国。ゼニアスも同様にDQ9世界の一部が切り離された世界の可能性がある。
そういえば、DQ9のグランゼニスは自身を10分割したとかなんとか。
DQXの物語では、世界の一部を切り離すのはフツーによくあるw
ポルテの「ちょっと違う」という発言は間違いなく伏線だろう。
ネット上では他に「偽りの世界」「夢の世界」、「成れの果て」との考察もある。
「切り離し」「偽りの世界」「夢の世界」も目新しさはないので、ストレートにDQ9世界の未来であってもいいかなとは思う。
ゼネシアとセレシアは同一人物なのか?
セレシアはDQ9に登場した女神。
セレシアは創造神グランゼニスの一人娘と言われていた。長女なので当初は一人娘でも、後に妹ができることはある。
その点で姉がいるルティアナが、セレシアと同一人物であるというDQX当初からあった説はほぼ否定された。
そして新たに登場したのが「ゼネシア=セレシア説」である。
セレシアについて、ゼネシアの昔話にも語られず、ゼニスの封宮にも像がないのは不自然である。DQ9の世界、特に人間にとってセレシアは重要な女神として語られる存在のはずだ。
よってセレシアが改名したのがゼネシアであるとするのが同一人物説だ。
姿が違うのも声優が違うのも、少女時代(セレシア)と数万年後のおばあちゃん時代(ゼネシア)の違いである。
数千年の間世界樹になってたので、DQ9でも既におばあちゃんだが?
しかし、これらは「果ての大地ゼニアス」がDQ9の未来世界であること、そしてゼネシアが真実を語っていることが前提である。
ネット上では「ゼネシア黒幕(悪人)説」を唱える人も多い。
他には「セレシア創失説」(ゼネシアとは別人説)もある。
こちらのほうがストーリー的に面白そうだが、主人公でもできる「創失」の認知を女神ゼネシアができないということにもなり、何かカラクリが必要である。
「ゼネシア黒幕」の場合、ラキの立場が気になる。いい子だと思うんだよね。
ポルテの「師匠」とは誰なのか?
ネット上では「師匠」候補は多数上がっているが、主なものは、ルティアナ、グランゼニス(アストルティア)、ファルシオン、フォステイル、グレイナルなどなど。
ポルテがゼネシアを「ゼーしゃま」ではなく、不自然な「ネーしゃま」と呼ぶのは、師匠が妹のルティアナである伏線というのは面白い。
創造神と同じ名前のグランゼニス(アストルティア)が何かしら関係してくることも当然だと思える。
私はこの2人か大穴でプクリポの神ピナヘトと予想(妄想)している。
ピナヘトの神器パナパナは両手杖。対象を花に変える能力がある。
少なくとも、「とこしえのゆりかご」と「ジアクト」の両方について知っている人物でなければおかしい。種族神なら実体験でなくてもルティアナから話を聞いているのは間違いない。
神獣でも抗えない創失の呪いを祓えるのは「神の力」だとも思う。
創世神グランゼニスとアストルティアのグランゼニスの関係は?
ゼネシアの言葉が真実なら、祖父と孫であり同一人物ではない。
祖父の名前を孫に付けるのは、現代日本でも禁止する法はないし、麻生元首相も祖父と同じ名前なので、珍しいがおかしくはない。
もし創造神グランゼニスがDQ9のグランゼニスならば、かつて人間を滅ぼそうとした神の名を、あえて人間の神に付けたことになる。
その手に人間を守った女神の名(セレシア)を冠した神器を持たせて。
ネット上では、アストルティアのグランゼニスは、創造神グランゼニスの聖遺物的な何か、あるいは分裂した体の一部などを元に創られた神であり、単に名前だけではない深い繋がりがあると予想している人もいる。
創造神グランゼニスとルティアナの間に誓約があったのなら、グランゼニス(アストルティア)は最初から何かしらの使命を持って創造されたのかもしれない。
ルティアナは子供たちの中で、特にグランゼニスをかわいがっていたね。
次回へ続く
※神は人ではないが、便宜上(面倒なのでw)人物といっています。